昭和人 内田樹 文藝春秋

 文藝春秋 8月号に掲載されている内田先生の「昭和人よ」を読んだ。

 内田先生がいう「昭和人」とは、昭和20年8月15日の敗戦という「断絶」をどう生き延びるかということを思想的・実践的課題として引き受けた人々のことである。

 「明治人」というと明治に生まれた人ではなく、夏目漱石や森鴎外らを一般的には指す。つまり「明治人」とは明治生まれの人ではなく、幕末という「断絶」を思想的・実践的課題として引き受けた人々のことであろう。

 「昭和人」も「明治人」と同様に、敗戦という「断絶」をどう生き延びるかということを思想的・実践的課題として引き受けた人々のことだとしている。

 人の知的な深みは、その人が抱え込んだ葛藤の深さと相関する。
 P376

 「断絶」をどう生き延びるかということを思想的・実践的課題として引き受けた人々の葛藤は深く、ゆえに知的な深みもまた深いとしている。

 今日はここまでかな、

Something to say?