Archive for the '本' Category

現代農業 2007年7月

Posted by NipponPenguin on 6月 13th, 2007
トウガラシ ニンニク 現代農業

現代農業

 定期購読している現代農業の7月号が届いた。

 今回の特集は「ニンニクvsトウガラシ」。

 野菜作り名人の義母が苦戦しているのがこのニンニク。ということで、この特集には期待したのだが、加工方法が中心で栽培方法は記載されていなかった。この加工品が美味そうで絶対ニンニク作るぞ〜という意欲は高まった。

 と、思ったら巻末の書籍案内で新刊として「新特産シリーズ ニンニク」が紹介されているではないか。読者が欲しい情報は書籍化するわけですね、農文協の商売上手!

 買おうかな … なやむ。


現代農業 2007年7月版
発行:社団法人 農山漁村文化協会
03-3585-1141
http://www.ruralnet.or.jp/gn/index.html

屈辱と歓喜と真実と 石田雄太

Posted by NipponPenguin on 6月 11th, 2007
WBC イチロー 屈辱と歓喜と真実 石田雄太

 パリーグファンの草野球選手として日本の野球界の末端の底辺を担っていると自負する私としては、昨年のWBCでの日本代表チームの戦いを想いだすと今でも胸が熱くなる思いである。

 この「屈辱と歓喜と真実と」は、イチローを初めとするWBC日本代表チームのメンバーの声を取材し、チームで起こっていた出来事を著している良書である。

 野球を愛する全ての人はこの本を読み、もう一度WBCでの勝利を噛みしめるとともに、今後の日本代表のあり方について自説をまとめてみてはいかがだろうか?

フューチャリスト宣言 梅田望夫/茂木健一郎

Posted by NipponPenguin on 6月 7th, 2007
フューチャリスト宣言 梅田望夫 茂木健一郎

 精神的な支えとなりうる本。

 私は、レベルは低いのだけれど、一応ネット世界とリアル世界で「引き裂かれる」ことが多い立場にいるため、梅田さんの言葉の使い方がいかに優れているかが理解できる(つもりである)。

 自分の周りではインターネットを肯定しながら「明るい未来」を語るということは共感を得るどころか、よくて「苦労がなくていいね」といった反応を得るだけである。表現力も弱いし、語る内容も中途半端だからだろう。

 そんなことが繰り返されるうちに、リアル世界では必要以上に未来を語ることはなくなったが、この本での二人の突き抜けた明るさには励まされる。

 未来とは自分で創造するものである、という信念を持っている人は好きなのだが、自分の周りにその様な人が少ないのはなぜだろう?

 誰が悪い、彼が悪いと、毎日まいにちネガティブな事をグチっている人間に囲まれている。自分はそれらをやり過ごしながら生きているつもりだったが、そんな未来を志向しない側にいつしか自分も落ちてしまってはいなかったか?

 「グチってないでビジョンを語れ!」と反撃するのをいつ止めたのだろう?

 もう一度、戦闘態勢を整えなければいけないのではないか?

 そんな元気が注入された一冊である。すばらしい。

 といっても一方で、明るい未来を語るだけでは「武力のない預言者」と一緒の末路をたどるわけで、未来は「脱出路の提示」という形で示さねばならない、ということも理解しているつもりである。社内外のフューチャリスト的な人間同士でプランを練りながら、最後は脱出路の提示といった形で全員を連れてゆく形になればよいのではないかと思う。

 … やはり表現力に欠けるね

新聞社 破綻したビジネスモデル 河内孝

Posted by NipponPenguin on 5月 25th, 2007
テレビ ビジネスモデル メディア 河内孝 新書 新潮新書 新聞 新聞社
新聞社
新聞社
破綻したビジネスモデル
河内孝
新潮新書
700円(税別)

 メディア業界の末端で働くものとしては、大手新聞社はピラミッドの頂点で我々を見下している存在だとばかり思っていたが、メディアの多様化や人口減などにより縮小再生産に陥りつつあるとのことで、その解決策を提示しようとしたのが同書。

 大手新聞社のビジネスモデルが総合的に描かれている点が興味深い。またテレビも含めた日本のメディア全体の問題が的確に描かれておりとても勉強になった。さらには第5章の「IT社会と新聞の未来図」は同感する部分が多い。

 しかし、大手新聞社の危機的状況など、私が勤める弱小会社から観ればまったく余裕のある話である。

 なんとか我が社は生き残り、メディアの多様化に貢献したいものだ。

プロ弁護士の思考術

Posted by NipponPenguin on 5月 24th, 2007
オプション プロ弁護士の思考術 医師 思考術 手順 新書 脳が冴える15の習慣 弁護士 民事裁判
プロ弁護士の思考術
プロ弁護士の思考術
矢部 正秋
PHP新書
720円(税別)

 最近、本屋を徘徊するときは、まず新書のコーナーをチェックしてしまう。いま新書はブームに乗って百花繚乱。毎日、続々と魅力的な本が出版されており、売り場も活気があって面白い。

 そこで手にしたのが「プロ弁護士の思考術」。

 どうやら私は、医師や弁護士が書いた一般向けの本に弱いらしい。この前に買った本は「脳が冴える15の習慣」だった。頭のよい人の頭がいい理由が知りたいのだろうか。

 さて、本の内容は大変ためになるものだった。経験豊富な弁護士が、世の中を渡り歩く上での「考え方の基本」について直球で語っているのだから面白くないわけがない。

 気になったフレーズ(一部)は以下のとおり。


“物事を具体的に考える、とは手順を考えること”
“自由はオプションの量”
「不満を言うな、オプションを考えよ」
「オプションを考えるとき決定打を狙わない」
「正解信仰に要注意」
「世の中は合理的な場所ではない」
「民事裁判の目的は「正義」や「真実」を明らかにするのことではなく、「指摘紛争の解決」にある。」
“柳生宗矩「はらりはらり」”

 まだ私の年では消化不良な面も多い。いつかまた読み返してみなければ。

 それにしてもこの内容でこの値段 … 本って安いですね。

ウェブ人間論 梅田望夫・平野啓一郎

Posted by NipponPenguin on 5月 20th, 2007
ウェブ ウェブ人間論 ネット 新書 新潮新書 梅田望夫 平野啓一郎

ウェブ人間論

ウェブ人間論
梅田望夫 平野啓一郎
新潮新書
680円(税別)

 付箋の量は過去最高レベル。
 色々な意味で参考になることが大変多い。

 私の仕事における課題のひとつに、ネットの感覚がない方々に我が仕事を理解してもらうということがある。

 「ウェブ人間論」での梅田望夫さんの言葉使いやたとえ話は的確で、これならばネットの感覚がない方々にも通じるだろうなと感じた。

 梅田望夫さんの言葉の使い方や例え話の使い方は参考になることが多い。今後、自分もこういう表現をしてゆけば、理解を得ることができるのではないかという希望を感じた。

 その他にも本についての考察などは大変参考になった。
 これまた安い買い物だと思う。


外科医 記憶 思考力 習慣 集中 新書 睡眠 早起き 早寝 築山節 朝型 脳が冴える15の習慣 脳トレ 脳神経 夜型
脳が冴える15の習慣
脳が冴える15の習慣
記憶・集中・思考力を高める
築山節(つきやまたかし)
NHK出版
700円(税別)

 今年の目標は「早寝、早起き」である。
 これまでのところ目標は達成されつつある。

 昨年までの私は完全な夜型で、睡眠時間も短いものだった。3時頃寝て8時前にやっと起きる事が多かったように思う。いつでも眠くて集中力が続かず、仕事もミスが出やすい状況にあり、効率化も悪い場合が多かったように思う。

 今年は家を新築、子供も生まれるということで、このままではイカンと一念発起。夜型を朝型に変え、無用な残業をなくすことを目標とした。

 23時には就寝、朝は7時前に起床。このペースを守るため、なるべく残業はしない様にしている。結果として労働時間は短くなっているが、仕事量と質は逆に向上していると感じている。

 また、同僚との日常会話や夜の飲みは減っているが、思ったよりも仕事に差し障りは出ていない。

 そんな時に本屋に平積みになっていたのがこの「脳が冴える15の習慣」(築山 節)である。

 「脳トレブーム」と「新書ブーム」を掛け合わせて売ろうとするお手軽な本かな、などとという冷やかしの気持ちで手に取ったのだが、いざ読んでみると臨床を十分に経験している脳神経外科医が事例と解説を巧みに織り交ぜながら脳の使い方を改めるための15の習慣を提案している実用的な本だった。

 このなかには「生活のリズムを安定させることが大切、朝一定の時間に起きよう」「脳にもウォーミングアップが必要。足・手・口を意識して動かそう」など、すでに自分で意識して取り組んでいたもあるが、「家事や雑用を積極的にこなすことは、前頭葉の体力を高める訓練」「人に伝えることを前提として情報を取る」などの耳の痛い内容も多くあった。

 今後は、本を再読しながら15の習慣について吟味し、必要に応じて取り組んでゆこうと思う。

 こういう本を読むと、本て安いなと思う。

永田農法 おいしさの育て方

Posted by NipponPenguin on 5月 10th, 2007
ゴールデンウィーク 永田照喜治 永田農法 化学肥料 家庭菜園 環境 原産地 栽培栽培 植物 哲学 有機農業
 これまで植物を育てたことがないにもかかわらず、ゴールデンウィークに自宅で家庭菜園を初めてしまった。

 初めての苗植は、農業をしている義父と義母の指示に従って無事終えたものの、ゆくゆくは自分で行いたい。

 それには植物に対する知識が決定的に不足しているため、まずは情報収集である。

 そこで本屋を物色して見つけたのが「永田農法 おいしさの育て方」(永田照喜治)。

 この本には植物の詳しい育て方は書かれてはいないが、文字通り「おいしさの育て方」について著者の永田照喜治氏の哲学が書かれている。

 それは「肥沃な土をつくる」「有機農業は環境によい」などといった既存の方法論を否定し、「化学肥料を使う」「肥料を与えすぎない」「原産地の環境に近づける」といった栽培方法を推奨、おいしさとは何かという氏の哲学も書かれている。

 もちろん、その真偽の判断は私には出来ないが、植物と食に対する著者の哲学には強い魅力と可能性を感じた。

永田農法 おいしさの育て方
永田農法 おいしさの育て方
永田照喜治
小学館
1500円(税別)